この記事の要点
- 最初の落とし穴は「ExcelをそのままLark Baseに持ち込む」こと。表計算のままだと自動化もダッシュも組めない。
- Base は表計算ではなくデータベース。「1行=1件」で整理し直すと、急に色々できるようになる。
- 他の罠は「一気に全部移す」「管理者だけ使える」「慣れで選ぶ」。どれも順番と”人”の問題。
結論:最初の罠は「ExcelをそのままLark Baseに持ち込む」こと
Larkを入れた人がいちばん最初につまずくポイント、断言できます。ExcelやスプレッドシートのデータをそのままLark Baseに持ち込もうとすることです。
「今のシートがそのまま使えればラクだな」——そう思うのは自然です。でも、ここが最初の落とし穴でした。
僕が実際にハマった話
正直に書きます。当時の僕には、そもそも「データベース」という考え方がありませんでした。 だから、今あるExcelをそのまま移して使えればいいや、くらいの感覚でした。
でも、いざやってみるとすぐ壁にぶつかります。自動化が組めない。ダッシュボードも作れない。 「あれ、Lark Baseってこんなものなの?」と。
原因は、Base側じゃなくてデータの持ち方でした。そこからデータベースを勉強して、少しずつ「動く形」に作り直せるようになっていった——というのが実際のところです。

なぜExcelそのままだとダメなのか
ひとことで言うと、Lark Baseは「表計算」ではなく「データベース」だからです。見た目は表でも、中身の発想が違います。
- 表計算=自由なメモ用紙。1つのセルに何でも書ける。結合セルもOK。
- データベース=1行=1件のデータ。項目(フィールド)ごとに型が決まっている。
Excelを「人が見やすいように」作った表は、たいてい結合セルや見出し行が混ざっていて、機械が処理できる形になっていません。 だから自動化(新規データで通知を飛ばす等)も、ダッシュボード(自動集計のグラフ)も組めないんです。
データベース思考の最初の一歩
「1行に1件」「1項目1意味」で作り直すだけで、急に自動化もグラフも組めるようになります。きれいに見せるための結合セルは、いったん捨てる。
逆に言うと、ここさえ分かれば一気にLarkらしくなります。BaseとExcelの違いはLarkとSlack・Chatwork・LINEの違いでも触れています。
ほかの”あるある”落とし穴3つ
最初のExcel問題ほどではないですが、これも詰まりがちです。
- 一気に全部移そうとする … 最初から完璧を目指して力尽きる。まずチャットだけ、と順番に。進め方は社員5人以下こそLarkが効くに書いています。
- 管理者だけが使えて、他の人が放置 … ツールは入ったのに”使える人”が一人だけ。これが定着しない最大の理由。
- 「慣れているから」で選び続ける … 慣れと、目的を達成できるかは別。
結局いちばん多い失敗
ツールは入れた。でも“使いこなせる人”が育っていない。 入れて終わりにすると、数週間で元のやり方に戻ります。
つまずいたら:自力が不安なら
ここまで読んで「データベース思考とか、自分たちでできる気がしない…」と思ったなら、それが普通です。僕も勉強して身につけました。
entimeでは「ツールより人」を軸に、LarkとAIで自社の業務課題を”自分たちで”整理できるようになる研修・伴走をやっています(助成金活用で実質9万円台/人)。落とし穴を避けて、定着まで持っていく中身です。詳しくは助成金で”使えるLark”を社内に根付かせるへ。
よくある質問
ExcelのデータはLark Baseに取り込めますか?
取り込めます。ただし「1行=1件」の形に整えてからが鉄則です。結合セルや見出し行が混ざったままだと、自動化やダッシュボードでつまずきます。
データベースの知識がないと使えませんか?
最初のチャットだけなら不要です。Base(表)を本格的に使う段階で「1行=1件」の考え方を覚えると、一気にできることが増えます。研修ではここを実地で身につけます。
一度作ったBaseは後から直せますか?
直せます。むしろ最初から完璧を目指さず、使いながら整えるのが現実的です。落とし穴は「Excelの形のまま固めてしまう」ことです。
うちみたいな小さい会社でも必要ですか?
小さい会社ほど効きます。散らかりやすいのは5人以下の会社だからです。
今日やること
まず1つの表を「1行=1件」で作り直す
全部やる必要はありません。今いちばん使っている表を1つ選んで、結合セルをやめて「1行=1件」に並べ直す。これだけで、自動化やグラフが組める土台になります。完璧じゃなくていい。1つ、整えてみてください。
